夜風に消えた言葉を辿り
貴女の姿が見えなくて
ただただ溢れる涙は冷たく
また内なる熱は冷めていく
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夜風に消えた言葉を辿り
貴女の姿が見えなくて
ただただ溢れる涙は冷たく
また内なる熱は冷めていく
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夜伽の重なる虚声も感嘆も闇に消え
隔てる壁越しに耳を塞ぎ嘆き泣く私の事なんて貴男は知りもしないのでしょう
ほら、また「愛してる」の紡ぎ愛
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秋の寒空
凍てつく空気に晒された裸体が酷く痛い
熱く爛れてしまいそうな程に
もし之が恋だったならば
どれだけ幸せな痛みだろうか
私は恋の痛みを愛の熱さも未だ知らない
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